帝王切開はいまや一般的な出産方法

帝王切開で母子ともに元気です

 

妊娠期間中の検査の技術の進化によって、お腹の中の赤ちゃんの様子やママの体の健康状態がより正しく診断できるようになってきました。そのため、自然分娩だと少しでも問題が起こりそうな場合には、赤ちゃんとママの安全を第一に考えて、お腹を切開して赤ちゃんを取り出す帝王切開が行われることが増えています。

厚生労働省の発表5人に1人は帝王切開で出産しており、帝王切開はいまや、一般的な出産方法といえるでしょう。

帝王切開はママの体への負担が大きい

帝王切開は、赤ちゃんやママの体を守るための出産方法です。出産時の安全性は高いのですが、それでもやはり外科手術なので母体への負担は自然分娩に比べて大きく、回復に時間がかかります。

自然分娩の入院期間は5~7日ほどですが、帝王切開の場合は退院まで7〜10日ほどかかります。

帝王切開の傷あとは、3人に1人が問題あり

キレイ・問題あり

私たちの体は、コラーゲンを作り傷ついた皮膚を修復していきます。しかし、コラーゲンが作られすぎてしまうと、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)や、ケロイドとなり一生悩まされることになります。かゆみや痛みも伴い、生活に支障をきたすことも。

そうなった皮膚をキレイに戻すには、長い年月をかけて薬で治療したり、再発するリスクや費用を覚悟して外科手術を行ったりと、簡単ではありません。

このようなコラーゲンが作られすぎて起こる症状は、帝王切開や腹腔鏡手術など下腹部の手術で現れやすいことがわかっています。実際に、帝王切開で出産した人を対象にした調査で、3人に1人が肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)やケロイドになっていることがわかりました。

 

おなかの傷あとキレイになるかな?

簡単な予防でリスクを低減

コラーゲンが作られすぎるのを予防・治療する方法はいくつかあります。塗り薬や飲み薬、注射などの方法がありますが、授乳中のママにとっては、薬の副作用や母乳への移行も気になるところです。

また、コラーゲンが作られすぎる症状は、手術後数か月たってから現れてくることが多いため、予防のためのケアは数か月は続けなければなりません。手軽にケアできることは、 大切です。

代表的な予防が、シートやテープを傷あとに貼るケアです。なかでもおすすめなのが、 シリコーン製のシートです。

テープよりも値段が割高にはなりますが、クッション性のあるシリコーンゲルシートによってしっかりと傷あとを保護します。

また紙製のテープよりも肌に優しいため、かぶれるリスクが低くなるのもうれしいところです。

赤ちゃんのお世話優先の忙しい毎日かと思いますが、ママの傷あとを守る予防ケアも忘れずに続けましょう。

 傷あとに貼るケア

帝王切開手術用傷あとケア製品
Lady Care 16, Lady Care 12, Lady Care 8